【モータースポーツ】なんでこんなに違う? (1)アメリカとヨーロッパ

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モータースポーツ、あるいはカーレースと言えば日本では「暴走族」と勘違いされるほど、スポーツとしてメジャーではなくなりました。だけど、かつてはツーリングカーレースで勝利することで市販車の販売台数が増えたため、各メーカーは必死で勝てる車を生産していたのです。

現在ではミニバンでもチューニングカーがあるのですが、その意味合いは「ファッション」であって、速く走れることは「飾り」なのでしょう。

第1回日本グランプリ自動車レースから…

戦前から開かれるようになっていた自動車レースでしたが、戦後しばらくはバイクでのレースで手一杯でした。

そして、1962年鈴鹿サーキットをホンダが作ったことで1963年には「第1回日本グランプリ自動車レース大会」が始まりました。ホンダは2輪で世界に出ていきましたが、4輪のレースはツーリングカーのレースが多く、一部日本グランプリのようにレーシングカーと、ツーリングカーの混成レースの形をとって、ようやく本格的レースとなっていきました。

1966年には富士スピードウェイも出来て、海外のドライバーも招待されるようになったのですが、当時は混成レースの様子に「危険で、油をまき散らす車がいる!」とヨーロッパの有名ドライバーには悪口を叩かれたものです。レギュレーションも定かではなく、ツーリングカーとレーシングカーが混在しているとスピード差も大きく大変危険だったのでしょう。

このころ、ポルシェと日産R380(プリンス)~382、トヨタ7などの本格的レーシングスポーツカーが開発され、そのエンジンを積んで現代の日産GT-Rに繋がる車が開発されてきました。日本のモータリゼーションの幕開けでした。

↓↓↓ R380! ミニバンなんかに比べて、ロー&ワイド。かっこいいじゃないですか!


1980年代オイルショックから立ち直った日本のメーカーも世界に進出し始めて、華やかな時期を迎えました。しかし、バブル崩壊後しばらくは日本のモータースポーツも世界の趨勢に左右されるようになり、日本国内での関心も薄れてしまっています。

排気ガス規制、燃費規制などが厳しくなった現代では、車に対する関心も低調となり、特に若者のモータースポーツに対する興味なほとんどないようにさえ感じます。

➡ヨーロッパとアメリカ、そして日本のモータースポーツの差について。【動画あり】

 

日産自動車の株価(日本経済新聞)

トヨタ自動車の株価(日本経済新聞)