【北朝鮮・金正恩とアメリカ・トランプ大統領は戦うことになる?(3)】

トランプ・アメリカ大統領

トランプ大統領は精神科医が自己愛性人格障害とみなしています。一方で、幹部の粛清など、やはり自己愛性人格障害でなければ躊躇してしまう行いをしているのが金正恩です。ロシアのプーチン大統領もまた、政敵を次々に殺害していると噂される人物です。日本の安倍首相にも噂があります。

確かにバランスの取れた精神で他人の立場を重んじることが出来る人では、強力なリーダーシップは取れないでしょう。歴史上の人物でも多くのリーダーが自己愛性人格障害と考えられています。

【北朝鮮金正恩とアメリカトランプ大統領は戦うことになる?(2)】

【北朝鮮金正恩とアメリカトランプ大統領は戦うことになる?(1)】


トランプの誤算

「無敵艦隊」などと自慢している場合ではなく、対艦弾道弾などでカール・ビンソンを失うことにならないようアメリカ軍は油断しないことです。核爆弾も高速艇などに乗せて突撃させる「神風」のような攻撃方法もあるので、警戒を怠らないことです。

アメリカ軍は現在、QR-4グローバルホークなどのいわゆるドローン、また懐かしいU2偵察機等を使って精密な偵察を行っているようです。これでミサイル発射基の位置、38度線の砲兵陣地の詳細などが分って、第1撃でほとんどすべての破壊が見込まれると、アメリカ軍は攻撃する可能性が高くなります。


偵察結果と攻撃機の配備状況が分れば、アメリカ軍の行動は予測できるはずです。

シミュレーション結果が良い場合、トランプは躊躇なく攻撃するのではないかと感じます。その時、国際社会に向けた言い訳が出来るのなら、トランプは外交による中途半端な成功を捨ててでも、軍事攻撃を選ぶかもしれません。

現在、ロシアが介入する姿勢ですが、中途半端な介在は避けないと、むしろトランプは攻撃する意思を固めるかもしれません。その意識は「圧倒的に勝ちたい」との衝動でありましょう。その時、アメリカには北朝鮮側の思わぬ戦法で不覚を取らないようにしてもらわねばなりません。トランプは日本人の犠牲に関しては心を動かすことはないでしょう。

全面戦争になったとき、無差別攻撃の攻撃側に立つ場面では北朝鮮の兵器の古さは、あまりハンディにならないことを知っておくべきでしょう。

【北朝鮮と今戦うべきか?】注目!原潜ミシガンの「Navy SEALs」の発信装置
➡【ABM・ミサイル迎撃ミサイル(1)】本当に有効なのか?
【アメリカは北朝鮮を攻撃できない?】
➡【トランプ大統領にとっての武力攻撃(1)】空母打撃群