【理想主義的社会主義(2)】グローバル企業の力[2]

日記

産業革命以来、資本主義が生まれて数百年の歴史で、「資本主義と民主主義」が一対であるがごとき幻想を描いている人も多いことでしょう。「自由こそ民主主義」ではないことをも認識する必要があるのです。

☚【理想主義的社会主義(1)】グローバル企業の力[1]

国家権力は人類の最高権力・!?

今となっては死語ともいえる言葉ですが、「自分の権利を奪われている」と危機感を持っている人を見かけません。グローバル企業の力や、ファンドの力を知る人々は「当然のこと」として、その権力に従って自らの力にしようとしています。多くの投資家は「企業の在り方を変える」のではなく「国家が変わるべき」と考えています。人間には「犯してはならない言動」があるように私は感じていますが、これらの国家権力を介しての民主主義の枠組みを、グローバル企業はすでに犯してしまっているのではないでしょうか? すでに「国家権力は人類最高の権力」は死語となって、今やグローバル企業が人類最高の権力になっているようです。いや少なくとも近い将来、そうなるのでしょう。

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絶対君主が国家を支配し、領民を搾取し続けてきた封建時代を凌ぐ、格差の広がった現在は人類の歴史上、記録に残る民主主義の後退した時期に差し掛かっているのでありましょう。

共産主義も失敗し、資本主義はもともと民主主義ではなく、民主主義を取り戻す暴力革命の機運が、I Sだけでなくアメリカ大統領選挙にまで現れてきていると見ておく必要があるのでしょう。

巨大格差の広がり

62名の人間の総資産と、世界人口の半分程度の「底辺の38億人の総資産」が同じである・・・・・つづく

理想主義的社会主義(3)】グローバル企業の力[3]➡