【NISSAN GT-R物語(17)】GT-R 2017年 口コミ![3]

日産とGT-R物語

GT-Rの乗り心地については、普段走行しているホームグラウンドかによって違ってきます。一般道の使用が多い人には厳しいでしょう。




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【NISSAN GT-R物語(16)】GT-R 2007年モデル 口コミ![2]インテリア・エンジン性能走行性能
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乗り心地

乗り心地については、どこがホームグラウンドかによって違ってきます。一般道の使用が多い人には厳しいでしょう。

そこで、ごもっともという口コミについて引用させていただきます。

  • 乗り心地についても引用 出典:http://review.kakaku.com/review/70100310644/#tab

ネットでも車雑誌でも散々言われているように、このR35 GT-Rはまさにサーキット専用車です。

一般公道でも路面さえ荒れていなければ素晴らしく速いのは乗れば誰でも感じることでしょう。

特にストレートでは。ただコーナリングスピードは普通ですね。

 

【筆者の意見】

コーナリングスピードで劣ることはないでしょう。少なくともサーキットでは・・・。条件を公道全般にすること自体が、ポルシェ911、BMW Mシリーズとは比較にならないことです。スポーツカー、スポーツセダンをチューニングしたのとは[R]と名乗っていることで違うのです。GT-Rの4WDのトラクション効果を考えてみてください。その時代BMWは4WDを否定してFRでスキッドコントロールとの組み合わせで十分としていました。4WDシステムの付いたGT-S4と、BMW850両車両を同時に、私は乗っていましたが、リアが滑り出したときアクセルを落としてスリップを止めるBMW850と、パワースライドも使えるGT-S4では前に進める力、つまり前向きのトラクションのかかり方は全く違っており、スリップしたときの立ち上がりでは比較になりません。一般公道でも安全性はGT-S4に歴然とありました。特に荒れた路面では比較になりません。

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出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/BMW・8シリーズ

引用 出典:http://review.kakaku.com/review/70100310644/#tab

問題なのは、あまりにもガチガチに造ってあるのでスタイビリティでライバルに大きく劣ることです。ウェットや荒れた路面ではドライバーが予想もしない挙動をするので、運転がとにかく忙しく、神経を集中していないと高い代償が待っています。

自損事故だけで済むのならまだしも人に迷惑をかけることは絶対にしたくありません。サーキットと違ってエスケープゾーンもタイヤバリヤもスポンジもない公道でこの車を楽しむのは無理でしょう。

走っているうちに段々と解ってきたのはこの車は実は速くて当たり前だと思うようになりました。一般の公道は無視してサーキットのフラットな路面で開発すればこの速さは当たり前です。

3年間住んでいたのでわかるのですが、これは少なくともポルシェも含めてドイツのメーカーでは絶対にしないことです。彼らの車作りは公道でのスタイビリティが最優先で日常での乗り心地や使い勝手に支障が出ることはまずありません。

 

【筆者の意見】

BMW、ポルシェ、ベンツ、アウディーなどのドイツ車が、高速性能が高いのはその置かれた環境にあります。アウトバーン速度無制限の時代が長く続いていたのです。彼らの車は日常の200km/h越えの世界を想定しています。GT-Rは東名高速もできない時代からの2000GT-Bからの系譜です。ツーリングカーレース50連勝で絶大な広告効果を得た世界で育った車です。実用車と明確に区別しているのです。

だから私はGT-RではなくGT-S4と850を選んだのです。

日産公式サイト/スカイラインGTS4

R32GT-S4

出典:http://www.nissan.co.jp/SKYLINE/BLOG/DEVELOPER/HISTORY_02/

 

サーキットを走る、あるいはモータースポーツのベースとなるような車は別に用意してくるか自分でパーツを入れれば良いという考え方だからです。その意味で下で書かれているR8やターボSも含めた911そしてMP4-12Cは最初からサーキットのタイムをプライオリティとしていません。

ましてやAMGやMやRSモデルは単なるサルーンでありR35にタイムで勝るようには開発されていません。相手にしていないしされてもいないのです。

引用:http://review.kakaku.com/review/70100310644/#tab

 

【筆者の意見】

サルーンとRを比較することは無意味です。GT-Rは日本ではツーリングカーレース50連勝の夢を追いかけるのであり、ヨーロッパではニュルブルックリン北コースのラップタイムを目指すのです。市販されている911よりもラップタイムの早いGT-Rを買うのであり、それはサーキットに持ち込めば良いのです。そして、街中では「ケイカー」より遅いほどに、気遣わねば走れないことが誉なのです。・・・⇒NISSAN GT-R物語(18)】GT-R 2017年 口コミ![4]

 

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