どんなスポーツでも、もちろんゴルフでも、やみくもに練習するよりも科学的に練習するほうが効果が大きいと思います。スポーツ全般にも、科学的解析がどんどん進んでいます。それに、ゴルフはクラブやボールなど道具との関係が大きく、一方ではプレー自体にはゲームの要素もあります。それには物理的法則をよく理解すると上手になれるようです。特に、飛距離を伸ばそうとすると「ゴルフスイング論」は欠かせないものでしょう。
だれかの成功事例を学んでも、身につかない可能性
多くのゴルフスイング論は、有名プロ、あるいはプロを教えてそのプロが優勝したなどによって大成したレッスンプロが実践してきたスイングです。
いわば「成功事例」とも言うべきゴルフスイング理論です。
成功事例は、今新型コロナの問題でも言われているエビデンス(証拠・形跡など)にも通じる言葉です
でも、このゴルフスイング理論においては、必ずしもアマチュア、いやいやプロであっても誰にでも適合できるものでもありませんでした。つまり、そのエビデンスが得られる前提や条件の問題になります。
そこに登場したのが「4スタンス理論」です。これは、人間の身体の特徴を4タイプに分けて表していて、「ゴルファー全員に適合できる」っていうところが良いスイング論なのです。
そのため、スイングづくりや飛距離を伸ばすのに参考になるでしょう。
自分の身体に合ったスイングを作ることができるので、「気持ちよく振る」ことが大切です。それには「自分をよく知る」ことと「道具をよく知ること」が何より大切でしょう。
【モダン・ゴルフ】~9回もメジャー制覇したベン・ホーガンの著書(1軸スイング論)
ベン・ホーガンとは、1900年代中盤に活躍したプロゴルフプレーヤー。
全米オープン 4 回、マスターズ 2 回、全米プロ 2 回、全英オープン 1 回 と合計 9 回のメジャー制覇をしています。あのタイガー・ウッズでさえ、ベン・ホーガンの偉業を打ち破ることができないでいます。
そして、世界で初めてゴルフスイングを論理づけた「モダンゴルフ」は貴重な理論です。当時は、世界中のゴルファーがこぞって購入したようです。
基本的に、自分のスイング感覚を理論化したものでしょう。ハイスピード撮影などない時代なので、本書ではイラスト解説をしています。
いわゆる”頭を動かさない”「1軸スイング論」であるのは、今でこそ言えるのですが、ベン・ホーガンが「4スタンス理論のA2タイプ」であったからでしょう。
↓↓↓”手本にするなら…”とありますが、頭を動かさないスイングは、やっぱり「A2」タイプです!
だから、4スタンス理論のA2タイプのゴルファーは、参考にするとよいかもしれません。
ただ自分のスイングを初めて理論づけているので、論理としては「成功事例」と言えるかもしれません。ゴルフスイングを理論づけたこと自体が価値のあることでした。そして、今でも通じる論理であります。
↓↓↓今でも熱心なゴルファーの教科書となっているベン・ホーガンの「モダン・ゴルフ」。
【ザ・アスレチックスウィング】~アーニー・エルスなどを教えたデビッド・レッドベターのレッスン書(2軸スイング論)
※「ザ・アスレチックスウィング」は、現在「Aスウィング」として日本では発行されています。
初めてプロをコーチするレッスプロの登場です。
レッドベターは、これまでの”頭を動かさない”1軸理論では説明しきれなかった矛盾を「2軸スイング」で説明してみせました。バックスイングで多くは右足方向で1軸、フォロースイングで左足方向で1軸と、2軸があることを提唱していました。
もちろんデビッド・レッドベターに教わったアーニー・エルスは4スタンス理論のB2タイプですが、同じB2タイプのジャック・ニコラウスやジャンボ尾崎などのスイングに対応した理論となります。
このレッスン書だと、1軸スイングのタイガー・ウッズのスイングを説明できなくなります。
↓↓↓デビッド・レッドベターの「Aスウィング」。1990年に出版された「アスレチックスイング」の焼き直し版。「Aスウィング」。
「4スタンスゴルフ」『あ・うんのゴルフ』~プロゴルファー・横田真一と整体師・廣戸聡一の画期的なレッスン書(4タイプ論)
4スタンス理論を提唱しているスポーツ整体師の廣戸聡一氏と、プロゴルファー横田真一氏の合作。
これまでのスイング理論では、特定の人の「成功事例」か、多くの「ゴルファーの平均値」と言えるものでした。
だから、誰にでも当てはまるとは限らないので、レッスンではその形にはめた練習で慣れていく方法でしかありませんでした。
そのため身体を自由に使うことができず、飛距離が出ないアマチュアが多く出来てしまいました。つまり、持っているポテンシャルをうまく引き出せないのです。
「4スタンスゴルフ」の特徴は、人々の骨格、筋肉、感性のクセによって『4タイプ(A1・A2・B1・B2)に分類し、ゴルファー全員に通じるスイング論』であることで、それが画期的です。
4スタンスゴルフでは、「A1・A2・B1・B2」の4タイプにゴルファー全部を分類し、人間全員がこのどれかのタイプに当てはまるので、それぞれの『タイプに合ったスイングにして、パフォーマンス求める』のです。
整体師の廣戸先生が提唱したものであり、他のスポーツ、例えば野球やサッカー、テニス、卓球などにも応用できるし、室内娯楽のギターやダーツにも使えると言います。
↓↓↓「うん、これだ!!!」と私を納得させてくれた横田真一プロの「4スタンスゴルフ」。
↓↓↓廣戸先生も出しています。「4スタンス・ゴルフボディ クラブを振らずに上手くなる!」。日常生活の立つ・座るからタイプ別に合ったトレーニング法を学ぶ!
ゴルフ歴50年にもなるのですが、モダンゴルフの時もアスレチックスイングの時も何かしっくりこないものを感じていました。
やっと4スタンス理論に出会い、「あっ、これでいいんだ!」と納得し、これまでのわだかまりがとれたようです。でも、長年ゴルフに取り組んで、これらのゴルフレッスン書、レッスン本のおかげでいろんな発見がありました。
ぜひ、皆さんもいろんなスイング理論を勉強しながら、4スタンス理論を身につけて自分に合ったスイングを見つけていってほしいと思います。
ゴルフは、そうやって試行錯誤していくのが楽しいのです。
↓↓↓4スタンス理論のB2タイプのゴルファーは読んでみてください‼