【あ・うんのゴルフ4スタンス理論を解釈する(56)】リストターンで飛ばす[1]【D・ジョンソン動画あり】

ゴルフ・スイング理論

「初心者はリストターンが出来なくてスライスになる」と思われています。一方、プロは「リストターンを抑えて方向性を出す」と言います。4スタンス理論ではタイプ別にどのような癖があるのでしょうか?

➡【あ・うんのゴルフ4スタンス理論を解釈する(55)】ダウンブローの科学3(動画あり)




 

リストターンで飛距離を出す、は物理的に当然!

↓↓↓安定していて、いいスイングですね‼ リストターンもしっかりできています。

Wait for it….. @a__introvert

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リストターンは文字通り手首を返す動きのことで、インパクトの時にリストターンをすることによって、ヘッドスピードがアップしたり、スライスを防止したりができます。

私は若い時、一緒にラウンドしたシングルさんから「コックを抑えてリストターンだけ使いなさい」とアドバイスを受けました。数年前にも、インストラクターの人が「リストターンで飛ばすんだよ」と得意げに教えてくれました。果たしてどのようなことなのでしょうか?

最近のトーナメントプロはリストターンを抑えています。最近、石川遼プロも抑えるように打つよう気をつけていると言います。

しかし、私には不思議でなりません。

プロたちのスローモーションを見ると、インパクトではちゃんとリストは返っており、何も変わっているようには見えません。それよりもフォローで無理に返さないようにしている不自然さが見受けられます。

基本的に、フェースを開かずにバックスイングしても、あるいはしなくても、ダウンスイングに入ったときいは同じようにフェースはほとんど正面を向いています。フェースを開かずにバックスイングしても、ヘッドが取り残されたように遅れてくるので、体が先に行ってフェースを開いた位置と同じになっているのです。

インパクトでは同じ動き、フォローでフェースを反さない努力をしているようで、インパクトのままフォロースローに入っている人もいます。

つまりはインパクト付近でフェースターン、つまり、リストターンしなければ「飛びやしません」となるのです。

↓↓↓ダスティンジョンソンのドライバーショットを見てみましょう!当然ですが、リストターンはしてます。

それに、アドレスした時に腕とシャフトに多少なりとも角度がある(ハンドダウン)のであれば、リストターンしなければボールに当たりません。

もし、腕の位置と角度を保ったままボディーターンで打てば、全くヘッドスピードが上がらず、飛びません。基本的にリストターン、フェースターンを使わずにゴルフは出来ないのです。

えっと、コックとリストターンは違いますよ。コックは手首の縦方向の動きです。

 

➡【優勝!ダスティン・ジョンソン】の使用ウェッジにクラブセッティングの妙があった!? 52度、60度2本、64度。【動画あり】




 

問題は、リストターンの速度

問題は、リストターンをする速度にあります。

リストターンの遅い人

ダウン開始ですぐにターンし始めてインパクトを迎えると、ターンのスピードは緩やかです。ゆっくりターンするとミスが減るので「あまり反さない」となるのです。それは「ゆっくりターンさせる」との意味になります。

リストターンの速い人

その逆に、「タメが強い」と言われるゴルファーはターンを開始するのが遅いので、スピードを上げてターンする必要が出ます。それだから「ための強い」ゴルファーはヘッドスピードも上がるのですが、タイミングを短い時間で取らなければならないので、ミスも増えるのです。

このように、リストターンは必要ないわけではなく。リストターンの速さに違いがあるのです。

ダウンに入ってすぐにターンを始めて、ゆっくりできればミスが減るので「ためを作らない」動きがこれを可能にします。

 

リストターン、タイプ別の相性

では、4スタンス理論の4つのタイプ別に、リストターンとの相性はどのようになるでしょうか? これには4タイプのスイングの特徴を見ると、体重移動の距離が長く…➡【あ・うんのゴルフ4スタンス理論を解釈する(57)】リストターンで飛ばす[2]【動画あり】

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