コロナ禍によって、『私語禁止』は飲食店の新しい様式(ニューノーマル)、エチケットとなりえそうだ。かつてはラーメン屋店主の並々ならぬこだわりによって、店内の私語禁止が非民主的と批判の的になったこともあった。けれど、現在は飲食店生き残りのための「私語禁止カフェ」などが話題になっている。
飲食店生き残りのため、店主は本気でいろいろ考える!
私もかつて小売店を経営していたから、ただでさえ毎日の業務が大変なのに、コロナ禍での生き残りは想像を絶すると思う。
現に、すでに諦めて離脱していった経営者もいるが、まだ若くて家族を養っていかなければならないとなると、絶対にあきらめるわけにはいかない。生活が懸かっているのだ。
私はそれ以前に工場経営をしているときには子供たちも小さく、私が死んでも家族が生き残っていけるだけのものを残そうと保険をかけ、睡眠薬を握りしめながら、職人たちと一緒に油にまみれて仕事をしていたことがある。今でもあの時の場面が夢に出てきて、うなされることもある。今でいうトラウマ、PTSD、心的外傷ということだろうが、生きるために止まることができなかった。
飲食店や宿泊施設などを経営している人たちは、今きっと同じ状況なのだろう。
だから、生き残るためにいろいろなことを考えなきゃいけないし、なんとか成果を見出さなきゃならない。
たくさんのエールを送りたい!
「私語禁止カフェ」が賛同をえている
そんな中、コロナ禍での逆境をいろんなアイデアで乗り越えようとしている飲食店の店主たちがいる!
それが「私語禁止カフェ」だ。↓↓↓
「私語厳禁カフェ」が話題 客はLINEで会話 コロナを本気で乗り越える“考える”飲食店が登場https://t.co/vMBfWmDzDi
— EARLのコロナツイート (@EARL_COVID19_tw) January 14, 2021
東京・高円寺にあるカフェのようだが、BGMはわざと大きな音量で流して昔のジャズ喫茶のようにして、お客さんが会話しないような環境を作っている。もちろん、「私語禁止」の看板も出して、飛沫感染に注意喚起している。
ツイッターでは次のような反応があって、賛同しているお客さんも多い。
・私語禁止カフェ、素敵!!しかもジャズ喫茶な感じで音楽をいつもより大きな音量で流してくれるらしいー
静かに音楽を楽しむって優雅だなーー近ければ行ってみたかったー!・私語禁止カフェ 緊急事態宣言で 新たなサービスとの事 調べてみると 前からやられているカフェもある いいサービスだと思いました
・すごい!素晴らしい! 感染拡大をてっていする為に音楽と食事を楽しむことに特化する取り組みだそうです。めちゃめちゃ応援します!
etc.…
居酒屋、料理屋さんも!私語禁止・黙食
その他、居酒屋や料理屋さんも私語禁止はもちろん、『黙食』という造語?まで使ってやっている。
↓↓↓『これ以上感染を広げない、お客様の安全の確保、従業員の安全の確保、店舗の持続的可能な経営のため』と書かれていて、店主の想いが痛いほどわかる!!!!
この投稿をInstagramで見る
↓↓↓『黙食』!!! 経済とコロナどちらかではなく、経済とコロナを両立するために、飲食店店主たちは戦っている!!!
この投稿をInstagramで見る
注文も筆記で!
お客さんたちも賛同して、店主の意図をしっかり理解して、複数人で来店しても声を出さずにLINEで会話をしているというから、お店にとっても有難いことだろう。
↓↓↓注文も筆記でやるところも出てきた。以下は、サイゼリア。
リニューアル完了した近所のサイゼリヤへ。注文が筆記方式になりました( ・∀・)! pic.twitter.com/txrNSbTKcn
— 【 ・᷄ὢ・᷅ 】月見ふぐり♨️ (@MoonRide88) September 3, 2020
でもこれらができる前提は、無症状の感染者がいる新型コロナなので、自分の健康状態をいつもチェックしておくこと‼
ちょっとでも体調がすぐれなければ、外出するのは控えるべきだ。自分は大丈夫でも他人にうつしてしまう可能性があるからだ‼
自分だけじゃなく、周りの人への気遣いが必要だ。
こうやって賢い人間は、これからも新しい価値を創造していくのだろう。
【関連記事】
➡【コロナで業態転換!】外食よりテイクアウト、店で客待ちよりデリバリーや移動販売~潜在市場をいちはやくキャッチする!
➡【コロナ禍でも売れる弁当屋さん】SNSやYouTubeでも人気のわけは???