【PGA「ゴルファーライフスタイル調査」】詳細版・経過報告[2]

アコーディア・ゴルフ

経過報告[1]でご報告したように、ゴルフ市場関係者が「やるべき方向」は極めて明瞭にデータに現れていました。

1.誘ってもらって、2.仲間と気楽にやりたい放題、3.楽しんで健康に良い運動】であること。
①スコア100を切れないゴルファーが60%。
②ゴルフは仲間と一緒。
③本気でスコアアップは考えない。
④もっと気楽に、安く健康に。
⑤知らぬうちにスコアアップ。

このニーズを満たせば「市場、つまりお客様」は反応するのでしょう。

良く市場調査では「所得」を聞きます。確かにゴルフは所得が影響します。でもニーズに合っていると大きく様相が違ってきます。最優先はどのようなニーズを持っているのかを捉えることで、それを実現することが市場開拓には最優先課題です。現状の所得層を掴むことは二次的問題なのです。

例えば:太平洋クラブ御殿場コースで、ゴルフの上手な若者に出会いました。しかし、靴はボロボロ、道具も古い、着ているものもブランド品ではない。話していると「全部つぎ込んでいる」といいます。1千万円でメンバーになり、普通のサラリーマンだが給料のすべてをゴルフに掛けていると言うのです。

程度の差こそあれ、ニーズに合ったものにつぎ込むのが当然です。ゴルフが1位で選ばれないのであれば、何かが合っていないのです。商売とはそう考えるべきなのです。「顕在市場(現状の姿)」(ポスレジデータ)を知る必要がありますが、「潜在市場」を見つけ出すことが最優先なのです。

➡【PGA「ゴルファーライフスタイル調査」】詳細版・経過報告[1]


スクール受講の可能性

このスクールを受講するのか否かはPGA公認レッスンプロとしては最も気になるところです。

現在のゴルファーの意識では否定的で、その理由についてのアンケート調査がないようです。理由が分らなければ対策の打ちようがないので、これからのことになるでしょう。


【スクール経験の有無】

Q39.あなたはこれまで、ゴルフスクールなど誰かにゴルフを習ったことがありますか。

PGA「ゴルファーライフスタイル調査」詳細データにある、Q39の設問について検証してみます。

「ゴルファーの70%」がスクールを経験していない」と出ています。ワンポイントレッスン経験者(13%)を除いてのことです。

【スクール未経験者の「ホンネ」】

Q44. Q39 で「ゴルフスクールに通ったことがない」とお答えの方にお尋ねします。今後のあなたのゴルフスキ ルアップに向け、ご自身の心境に最も近いものをひとつだけお選びください。

研究所の解釈では40%のゴルファーは「出来ることならやり直したい」と考えているとの解釈です。正しいのでしょうが、それで市場が動くのかと言うと違います。

①マイナス要因を取り除く
②受けたいカリキュラムと環境を整備する
③ゴルフ場・練習場・レッスンプロ・カリキュラムなど制度として整備する
④全ての制度を運営・管理・改善していく組織を作り、運営する
⑤マネージメントできる人材を育成・用意する

これらを全て準備できないと動きません。

しかし、これらの体制整備が出来ると、レッスンを受けたい人を大幅に増やせる可能性が生まれます。

「広告技術」があれば、ゴルファーの大半がレッスンを受けたくなり、新規の参入者も誘うことが出来るようになります。これを満たすアイディアがありますが、すぐにでも実行可能なものです。

PGA「経営戦略委員会」が、真に戦略的に思考できることが必要で、「市場はお客様の心の中にある」ことを理解するなら「ブランド志向」に至ることはないはずです。

ゴルフ市場とは「草ゴルフ」の世界

そもそもゴルフ市場とはいかなるものか?説明してください。

野球の世界は日本に古くからあります。プロ野球の観客動員数の問題が、PGAのトーナメント観戦者動員数と同じ問題です・・・・・

【PGA「ゴルファーライフスタイル調査」】詳細版・経過報告[3]➡