【2020新型コロナウイルスの影響(1)】訪日外国人93%減(観光業)・自動車販売2月10%余り減、トヨタ5月生産台数半減(自動車産業)

新型コロナウイルス

2020年年初から、新型コロナウイルス感染拡大が中国・武漢から始まった。拡大は世界に広がり、世界的規模で社会にさまざまな影響を出し始めている。(2020年5月)自動車産業と観光業をみてみよう。



コロナウィルス感染拡大による自動車産業への影響

自動車産業では、1月、2月と販売が低迷し始めた。2月で10%余りの減少であるようだが、3月、4月となると予想もつかない。

その中で、トヨタが5月の国内生産台数を半減させる計画のようだ。これは、経済の深くまで影響が及び始めているという意味で重い判断だ。


今後、製造業からも失業者が出てくることとなり、経済活動が成り立たない情勢となりつつある。

当然、自動車販売にも大きな打撃となることは必至で、自動車産業の危機だ。

コロナウィルス感染拡大による観光業への影響

新型コロナウイルス感染拡大によって、観光立国を目指していた日本では、最も前線に位置する観光業においては大打撃だ。

※参考:『観光立国推進基本法』(観光庁)

3月に日本に訪れた外国人旅行者数は前年同月93%減となっており、事業存続が危ぶまれる。明確に「死滅」と言える水準だ。

観光業の「コロナショック」は、ホテル、バス、タクシー、電車などと連鎖していくだろう。

原因は? PCR検査を絞ったこと

その原因には、結果として「PCR検査を絞った」ことが市中感染を広げてしまったことであると言えるだろう。

↓↓↓ノーベル医学生理学賞受賞者の本庶佑氏も、「PCR検査の数が全然足りない」という。

※参考記事:感染者数を増やさないためには?『PCR検査数を急速に増やすこと』~自明の理+ノーベル賞本庶佑も語る(知恵の輪サイト)

観光業では、復興するまで現在の事業資本や人員などを保持していられるだろうか? あるタクシー会社では早くも運転手を解雇しているようだが、立ち直るための事業資源である運転手を一部無くすことになってしまう危険がある。

もしかしたら、観光業の復興を最初からやり直しとなるかもしれない。

一方、自動車産業には内部留保があるため、ある程度の期間は事業資源を保持していけるであろうが、やがて資金も尽きるときがくるかもしれない。

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